令和5年12週
～感染性胃腸炎、インフルエンザ、RS ウイルス感染症～

　令和5年 第12週(3月20日～3月26日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点92，小児科定点54です。
・第12週の定点把握対象疾患の総報告数は726人で，前週より315人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所
【感染性胃腸炎（開始20.0，終息12.0)】：鹿児島市(14.62)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
該当なし

☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）

（1）感染性胃腸炎
　第12 週の感染性胃腸炎の報告数は379人で，前週より186 人少なく，定点当たりの報告数は7.02 であった。
　年齢別では，4 歳（53人），2 歳（51 人），1 歳（49人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，鹿児島市保健所（14.62)，加世田保健所（13.33)，姶良保健所（8.43)の順に多い。

（2）インフルエンザ
　第12 週のインフルエンザの報告数は190 人で，前週より142 人少なく，定点当たりの報告数は2.07 であった。
　年齢別では，10～14 歳（44 人），6歳（21 人），8歳（17 人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，鹿児島市保健所（5.13)，伊集院保健所（3.83)，出水保健所（3.40)の順に多い。

（3）RS ウイルス感染症
　第 12 週のＲＳウイルス感染症の報告数は 73 人で，前週より 6 人多く，定点当たりの報告数は1.35 であった。
　年齢別では，0～5ヶ月（18 人），1歳（17 人）6～11ヶ月，2 歳（それぞれ13 人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，伊集院保健所（3.25)，姶良保健所（2.43)，鹿屋保健所（2.00）の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（2023年3月31日更新)